2005年春から始まった発掘調査の概報をお伝えします。


by matsumotoken

青空の下での遺物整理

今日は暖かい日で、空は青空。小鳥たちがさえずり、のどかで、ここが国境の町とは思えない。
政治的にはパレスチナ、イスラエル、アメリカの平和にむけた会談があったが、まだまだ平和は遠い。
そのための厳重警戒だったかもしれない。イラク研修生はまだアンマンである。JICAの吉岡さんがDOAと相談した結果、とにかく許可がでるまで、アンマンで研修することになった。明日松本と片多はアンマンへいく。
戸田、富田、学生(飯野、庄司、福原)は昨年夏の発掘から出土した遺物の整理をした、土器洗いである。歯ブラシで丁寧に土を落として行く根気の要る作業である。しかし遺物を知るためにはこの作業は重要なことである。この観察によって、土器の製作技法、形、また特徴などが解ってくる。
小野さんはベイトオマリーのそばで20mx30mの枠に1mづつのグリッドを組んで、そのラインに沿って地中レーダーを走らせ、データを収集。興味ある結果が出たようだ。

青空の下での遺物整理に懸命の学生諸君。
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by matsumotoken | 2007-02-20 15:12