2005年春から始まった発掘調査の概報をお伝えします。


by matsumotoken

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帰ってきたぞ、ウムカイス!
 2007年3月17日にウムカイスから東京に帰り、久しぶり、といっても約1ヵ月後のウムカイス。今回は4月28日に国際中部空港から出発、EKでドバイ経由での29日の9時45分アンマン着。ドバイでは2時間程度の待ち時間、順調な飛行であった。ただ季節柄、ずっと機内はいっぱい。特にドバイからアンマン行きは日本人旅行者がヨルダン、シリアの旅行で30人くらいのツアー客が一緒であった。陸路でシリアへ行くのならウムカイスに日本からの旅行者も寄ってもらいたいものだ。
着いてからは直ちにウムカイスへ。タクシーの運転手はSabaの従兄弟で良く乗るくるまである。彼曰く、通常のタクシーは空港に乗り付けても良いのだが、空港からアンマンへ行くときは空港専用のタクシーでないとだめだそうで、違反すると50JD罰金だそうである。今回は交通警察が居なかったので助かったといっていた。因みに専用タクシーでアンマンへ行くと20-25JD払う事になる。高いことは高い。今回は私はウムカイスまで75JD支払う事になる。1週間ほど前に寒くて、雨も降って大変だったそうだ。しかし今日は気持ちの良いまさに春だーーーーという気分、窓を開けて春風受けて一直線にウムカイスへ、向かう。
途中ジャラシュへの分かれ道は閉鎖(工事中)、またシリアへの高速道路からイルビッドへ曲がる道も閉鎖、そこでまっすぐ行って、新しくできた工科大学のところまで進み、そして左へ曲がり、イルビッドヘ。この道は昨年完成した新道である。そしてイルビッドの店には少々早いと思うのだが、丸いスイカが並んでいる。スイカは夏のはずだが、何処かビニールハウスで育てたのだろう。またそのほか白菜(ハス)や豆(えんどう豆?)などが道端で売られている。そしてウムカイスへ入る頃になると、昨年もそうだったがオリーブを絞っているような、すっぱい香りが窓から入ってくる。周りは小麦が大きく成長している。この一ヶ月で大分様子が違う。こうしてようやく戸田さんが待つウムカイス国士舘ハウスへ到着。2時間半かかった。サームアレコン。
その日は戸田さんから様子を伺う。戸田さんは一足先にウムカイス入りしていた。
今回のウムカイスでの仕事はいろいろとあるが、
先ずは前回の等高線作成でどうしても足りない部分(北側)をとって一応の一定の箇所の等高線を終了させたいことである。また遺跡内のオスマンハウスの修復の実施の支持、さらにできればウムカイス周辺に土器窯があるとのこと、そこを見ておいて次回に調査したい。また次回(夏の調査)に向けての手続き(新たに3名の隊員追加申請をDOAにする。JICAとの打ち合わせ(留学生、次回研修)、アラビア語実習の交渉。などなどである。
戸田さんとの乾杯はもちろんアラックといきたいが、私はペプシコーラでサハッタク。

30日は朝4時頃には例によって、アッラーアクバルーーーー。朝食はコックが居ないので戸田さんがホブスを買ってきてくれた。玉子焼きつきである。現場にいく、ユーセフが手伝ってくれる。戸田さんはトータルステーションを持って現場へ。私は電話、などなどかけて計画を組む。
そして午後にビデオ持って現場へいく。なんと遺跡全体が黄色い、黄土色、一ヶ月前は緑緑であった。一ヶ月で高も違うのか。多くの草木の花が咲いている。それでも今が萌える時だ。ただ空は春の青だが、少々霞んでいる。多くの子供たちが見学に来ている。小学生、中学生もいる。特に女子が多い。ウムカイスも春爛漫というところ。遺跡の回りも草だらけ、アザミも背が高くなった。草の中にはちくちくして入りにくい。戸田さんがまた亀を見つけた。数匹みたとのこと。発掘跡も草花でいっぱい。これでは遺跡も壊れるはず。

写真が大きくて入らない。フォトショプが新たに変更になったので使いきれない。どうしたらよいのでしょう。サイズなりを小さくしたいのです。

5月1日はイルビッドにいく前に遺跡のそばに土器工房の跡があるというので連れて行ってもらう。それは遺跡の南斜面。そこには巨大なお墓があって、盗掘を受けていた。ここからランプがたくさんでたとのこと。このいったいは墓地のようだ。しかしこうした盗掘跡をみると少々やる気がなくなる。他にもありそうだ。
イルビットではいろいろとやることがある。ここは第2の都市で50万人はいるだろう。ヤルムーク大学にも行った。語学センターに行く。ダイレクターにもあって、語学学校の説明を受けた。いつでも受け入れOKであるとのこと。ヤルムーク大学は24000人の学生がいる。寮の設備もあってよさそうである。留学生も多いようだ。学生も女学生が目立つ、気のせいか?町も活気があってバザール(スーク)も人が多い。ジャファーによると学生の一ヶ月の生活費は余裕クラスで250JDくらいとのこと。アンマンはさらに高そうである。語学学生もヤルムーク大学のほうがいいのでは?との印象。明日はアンマン。

中部空港内の子供節句のひな壇
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アンマンのエベレストホテル
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ウムカイスの春
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我々の発掘地にも可憐な花が
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遺跡も草ボウボウ
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ココの下が夏に掘る大墓があるところ
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もしもし亀さん、ウムカイスの亀
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頑張る戸田先生、ジャファー、ユーセフ
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今日は楽しいウムカイス遠足
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巨大な地下墓
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イルビッドの金座
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イルビッドのシンボル時計塔
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ヤルムーク大学構内
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by matsumotoken | 2007-05-01 12:53