2005年春から始まった発掘調査の概報をお伝えします。


by matsumotoken

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 今日はヘジラ暦1430年の新年で休日であるが、特別変わった行事が行われている様子もない。少々寒くなってきたというくらい。3-4日ほど前は雨が一日中降った。これで我々の地下水槽にも少しは飲料水が貯まったでろう。ヨルダンの人は皆まだ多くの雨を望んでいるという。この雨も北ヨルダンだけで、アンマンにはまだ雨が降っていないらしい。
 年末となって、何とはなしにわびしさが出てきた感じである。戸田先生は昨日からようやくH12から出た瓦をみることができて、かなりテンションが上がってきたところ。しかし遺物の整理は大変だ。我々の倉庫も遺物でいっぱいだ。これを有効に使って研究を進めていけば面白いことがたくさん出てきて、謎が解けそうだ。皆さん、冬休みはUmm Qaisで、大歓迎です。
 ところでヌール嬢はドバイからフィアンセが迎えにきて近く結婚してすぐにドバイに行くそうである。我々としては彼女が保存修復の専門家に成長しつつあったので、少々残念だが、ドバイでも修復関係の仕事につくという。お幸せに。
by matsumotoken | 2008-12-29 17:20
今日は朝からモザイク磨き、錆取りの用の針金できたブラシ、また電動研磨器を使って、必死に磨く。すると~~~。な~~んとそこには見事なモザイクが現れたではありませんか、これは石の色で模様が表現されており、石ならではの色彩が出ている。見事な色である。このような色は今まで見たことがない、絵画や壁画、織物とはまた違う雰囲気だ。MU~~~N!すばらし~~い。
これはクリスマスのすばらしい贈り物になった。
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まだ一部だけ磨いただけだが、すばらしい色合いのモザイク床だ。
by matsumotoken | 2008-12-24 00:20

モザイク床の仮補修

やはりモザイク床も何か床が柔らかいような、浮いているような感じがするのは気のせいか?発掘直後はしっかり,締まった硬い床のような感じだった。そこで西浦さんの示唆もあり、特に壊れている縁を重点的に掃除して仮止めをしておくことにした。と言っても砂、ホワイトセメント、石膏、色付けの灰色のセメント少々などの配合による伝統的補修方法によるものだ。実際やってみるとやはり壊れているいる縁はかなり柔らかく壊れやすい。要注意だ。もともとモザイクの基礎が石膏などでしっかり固められていない、単なる砂っぽい土に乗せてあるような感じだ。小さな穴を埋めるのは簡単だが、それでもこのセメントでは乾燥後にひび割れができるようだ。兎に角壊れていくのを仮にでも止めておくことは必要だ。
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シュワイシュワイのモザイク床の修復補修作業
by matsumotoken | 2008-12-21 04:17
今日もすっかり晴れ~~~。朝7時のジャバルシェイハ、今日も?すっきり、そしてはっきりと見える。ところが雪を戴いていない。やはり雨が降っていないのだろう。また西にはタボル山も今日は良く見える。早速ベイト・ヤバーニ(マツケンハウス)に入ってまずは番号書き器機のチェック、どうやら動く、しばらくすると、インクが薄いと警告され、良く見ると量が少なくなっている。しかし補充して、動きそうだ。一安心。富田さん毎日チェックご苦労様でした。そして持ってきた研磨機のチェック、100Vなので要注意、しかし強力、ヌール嬢には少々無理のようだ。使い方によって十分利用できる。他の金物ブラッシュは最終的仕上げに使えそうである。遺物整理にベイトモスリ(倉庫)を見る、少し整理をしようとっジャファーとH12を移動してみる、ほとんど瓦類で重いこと、腰が痛くなってきた。これは後発の戸田先生に任せることにする。土曜日から作業員を二人雇って、遺物の整理のお手伝いとモザイク修復のお手伝いをしてもらうことにする。モザイク床の方は後2日くらいでまた覆い屋根ができてくる、まだシートだけを被せているところがあるためだ。しかしモザイク床を磨く場合は壊れたところをホワイトセメントで埋めてからにしなければならないため、まずは壊れているところをきれいに掃除することからはじめる。慎重に作業を進めなければならない、アブガッサンがいいかな。ただ年末が近づいてきたため、ここヨルダンも結構、祭日がある。25日のクリスマス、29日のイスラムヘジラ新年、1月1日の元旦が休みである。ベイトヤバーニに泊まって仕事するかー。しかしメールができない。まだまだ問題多し。
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これがジャバルシェイハ、また、Mt.ヘルモンと呼ばれている。実際はもっとくっきり。
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タボル山も今日は良く見える。
by matsumotoken | 2008-12-19 13:20
今日は2008年12月17日、昼過ぎにウムカイスに到着。2日前に富田さんが帰国されたのですれ違いになったようです。富田さんご苦労様でした。一人でのウムカイスどうでした?ジャファー、ヌール嬢、ハーリッドは皆元気そうで安心しました。やはりウムカイスは空気もきれいで、今日はまた晴れ渡って青空でした。ところが雨があまり降らないのでヨルダンの人は困っているそうです。1週間ほど前に2時間ほどちょっと降ったくらいだとジャファーは言っていました。雨が降らなければ麦も育たないし、飲み水もない。大変なことになる。明日から早速遺物整理の予定を立てて実行。まずは今年の資料のデータ整理。またモザイクの清掃、今回磨くためにマキタの電動研磨機を持ち込みました。B72も4袋Kg持ち込みました。これで何とかなるでしょう。やはり色付きのモザイクは磨いて見たいものです。また初年度からの遺物や遺構のデータを全てしっかりとプリントアウトして冊子にします。そのような予定で整理を進めます。ところで前回帰国するときもそうでしたが、ドバイの空港はさらに拡張して恐らく世界一ではないかと思いますが、24時間人人といった感じです。ラウンジも広さ、サービス十分と言ったところです。一度見てください。
話は変わって、今夜は夕方から結婚式アルースがあるのかな?音楽が聞こえてきます、少々血が騒ぎます。後藤君どうすればいい? いやいや、明日から気合を入れて遺物整理だ!!!!
by matsumotoken | 2008-12-18 01:55

活躍する西浦教授

貴重な碑文にシリコン樹脂を施す西浦教授。B72は弱いところを補強するが、少々光沢が出る。シリコン樹脂は材質の中まで浸透しやすい、光沢はないので塗ったような感じはしない。しかし補強財としては少々弱いなど、そろぞれの特徴をいかして修復することが必要だ。またモザイクもためしに洗ってみた。色鮮やかなモザイクがくっきりと出てくるに違いない。ただ壊れたところは早めに穴埋めする必要がある。

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by matsumotoken | 2008-12-07 00:13
12月4日、ウムカイスの小、中学校へ訪問、この日は三園小学校とウムカイス小中学校との交流であった。こちらは富田さんが仕切る、残るは松本、西浦、Jaffarが待機。そしていよいよ、挨拶、そして歌、そして次、と言うところで時間とインターネットの調子が今一。そこで断念。少々両者にとってh色々と盛沢山で準備していたこともあって残念。しかしウムカイス側は結構喜んでくれたようで、是非次期の学期にというご意見、またこうした交流はヨルダンで初めてだったそうである。私はウムカイスの方で子供達にランプを見せて文化遺産を大切にしようと言って閉めにした。
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ウムカイス女子中学校の子供達の合唱の様子。
by matsumotoken | 2008-12-06 23:30
久しぶりです。ウムカイスの女神Tyche、そしてガリラヤ湖。昨日11月29日昼頃にようやくウムカイスに着いた。すでに富田さんはウムカイスで小学校とのテレビ通信に余念がない。私が着いた後に西浦さんが研修ツアーを空港で送って、戻ってきた。その日は睡眠不足と時差で夕食が終わって、すぐにダウン。今朝は逆に2時頃には目がさめて、少々お勉強。そして6時半には出発。丁度日の出の時間で、何時ものようにゴラン高原が朝日に照らされる。気温は少々寒いと言う感じだが、昼には暑いくらいになってなって太陽もまぶしい。今日はまず番号印刷機がやはりエラーになっていたが、何とか富田さんが直してくれた。碑文を修復する前に写真撮影だということで撮ろうと思ったが、やはりライティングが必要だ。そこでランプがあったはずだと事務所に行って探すがない。ついでに今博物館を修理にしようとしているが、その計画はどうなっているのかと話を聞かせて、また見せていただいた。出来たら修復室のラボを造ってもらいたいものだ。博物館の倉庫(ドイツ隊の倉庫)においていた、ドイツ隊が発掘した遺物は全てヨルダン側へ変換するそうである。それに対して模様換えをするそうである。しかし残った部屋はいずれも狭いなーと言ったところ。今からは博物館も修復室も遺跡ももっと一般の人に見せる、解説するようにする必要がある。
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何時もガダラの女神Tycheが笑顔?で迎えてくれる。
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そしてガリラヤ湖が迎えてくれる。
by matsumotoken | 2008-12-01 00:22