2005年春から始まった発掘調査の概報をお伝えします。


by matsumotoken

<   2011年 02月 ( 3 )   > この月の画像一覧

春が来た!はるがき~~た!ウム・カイスに春が来た。
 このところ雨が降ったり、止んだり、また快晴だったりの日々だったが。ようやく春になりそうだ。この国は雨のことシタといっている。日本的には冬或いは雨季というところでモタルという雨ということなのだが、若干のニュアンスの違いがある。シタとは雨への喜びや期待が含まれているような感じだ。何しろ雨が降らないと生きていけないのだから。水溜りでもあれば、顔を洗いたくもなるくらいの謂わば希望の聖なる水のようだ。小鳥も騒がしくなった。あちこちで囀りが聞こえる。花も第一号アネモネが咲いた。ブドウの芽も出た。そしてこのブドウの蔓、枝をアブガーシムが落とした。遠くでは猫の大きな泣き声が聞こえてくる。近頃は遺跡内に野良犬が目立つ。早朝だと30匹位に屯っている。犬も集団化すると少々怖い。1週間前には3頭が一気に迫ってきた。石を投げるような格好を見せると幸い引き返したが、これも群れで囲まれると少々やば~~いです。
いろいろと春になると動植物が息を吹き返す。そして活動を始める。活気がみなぎる。という状況がウム・カイスに見られるようになる。そこがまたここウム・カイスの魅力の一つだ。その一番いい季節と知ってか、珍しいことに2人の若き日本人女性がウム・カイスを訪問、アハマエッドがコーリア、コーリアというもので、聞いてみると、日本人ですと言われ、少しウムカイスの春を案内、一週間のヨルダンだけの旅だそうです。次回はボランティアで発掘に参加してください。待ってまーす。
ところで私は明日2月12日にアンマンを出て、13日に帰国。すぐにでも戻ってきたいがそうもいかないようだ????3月からは梅ヶ丘校舎でウム・カイス発掘調査展―ローマ時代の列柱道路の研究(仮題)―を開催予定です。今今小野さんが頑張ってコラムのモデル製作中で~~す。乞うご期待!

c0112823_19241649.jpg


c0112823_1927690.jpg


c0112823_1933564.jpg


c0112823_1939382.jpg

by matsumotoken | 2011-02-11 19:39
マンサフを詳細に書いたのですがうまく送れません。残念
とりあえず少し試してみます。いろいろと試して更新をしているのですが、なかなか条件が整わないとうまく送信できません。まだまだインターネット時代といえどもそううまくいかにところもあります。
c0112823_1358977.jpg

準備万端整いました。
c0112823_1402739.jpg

御飯の上に肉が乗り、さらにその頂に羊の頭がのっている。
c0112823_1423942.jpg

ぱぱっパカパカー~~!お待たせしました~~。マンセフで~~~す。
c0112823_145337.jpg

後は食べるのみ。写真なんか撮っている暇はない。しゃべっている時間はない。
c0112823_1482312.jpg

皆美味しい!美味しいと食べていた。よかった。
by matsumotoken | 2011-02-05 14:10
今日は計画通り発掘終了日である。そして打ち上げをして皆さんに感謝し、無事終了。今回の発掘調査は、さすがにあちこちのグリッドを開けている上、深く発掘しているので、崩れそうな1m幅のボルグ(畦道のようなもの)もあって誰か落ちないかと少々心配だった。深いところでは5mくらいはある。それでも怪我なく無事終了。よかった、よかった。また成果の方は段々この地区の発掘が岩盤へ近づいていることもあって、成果も最終段階に近い。もちろんまだまだ広い未発掘のところが広大に広がっている。結論的にいえば、この地区はヘレニズム時代の墓が岩盤に掘削された地下墓があったようだ。そこにローマ時代にその墓を壊し、また利用してハウスを造ったようだ。そしてその後この一帯は広く厚く埋められてその上にモザイク床を持つ、またバサルト壁で囲まれた基礎を持つ建造物があった、この建物は長さ50m以上もあり、ローマの通りに並行して造られている。これがビザンチン時代?と思われる。その後東側地区にウマイヤド時代の建物が建てられたようだ。
しかしながらいつの時代の遺跡もそうであるが、墓の副葬品をのぞいて、そう簡単に家屋や宮殿、宮殿の跡から完全な形で残っている遺物が見つかることはない。我々の発掘地区もまったくと言って位に大き破片などは出ていなかった。それが従来地下墓であったところに大量の土器をはじめとする遺物が埋まっていた。これらを発掘してガダラのローマ時代の生活を復元していくなど、考るだけで、楽しくなり、その時代に吸い込まれていく。これからその遺物の整理を始める。
c0112823_227317.jpg

これが今回頑っ協力してくれた人々だ。新たに就任したウムカイスの考古局の人たちもいる。今日のマンセフ、なかなか美味しかった。酸っぱくなかった、羊肉もやわらかくおいしい~~~!皆もまんぞくしてくれた。やれやれ~~~~。。。
by matsumotoken | 2011-02-01 02:32