2005年春から始まった発掘調査の概報をお伝えします。


by matsumotoken

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ジャファーさん、7年目にして遂に日本へ!!憧れの日本とは?どんなところでしょう?お楽しみですね~~!。今は日本語の猛特訓です。12月24日まで滞在し、あちこちも見て回りますが、12月19日は国士舘大学世田谷のキャンパスで「ヨルダンの歴史とウム・カイス」(仮題)といったところを学生向けにお話しします。是非みなさん出席してください。ジャファーさんに会いに来てください。待っています~~す。また鶴川校舎においても21日午後3時ころからウムカイスの報告会を開きますので是非参加してください。こちらも待っていま~~~す。
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この写真は遅ればせながら、11月14日の発掘・分布調査終了の打ち上げの時の記念撮影。因みにジャファーさんは顔がよく見えませんが、一番背のでかい人です。
by matsumotoken | 2012-11-30 06:48
このところ雨が、雷が、霧が、というように結構季節の変わり目というところでしょうか?
そうしているうちに次第に周りが少し緑がかってきた。そこに、そこってどこだ、レストランの階段のところに毎年この時期になると野生のシクラメンが咲くのでした。美し~~~~い。
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これが野生のシクラメンの花
by matsumotoken | 2012-11-26 22:49
発掘、分布調査の最終日、11月14日、新石器時代の遺跡発見。素晴らしい!場所はヤルムーク川のそばで小さな池があるそのそば、従って環境としては最高の環境である。しかもその遺跡は石器だけが落ちている。あちこちに石刃、またその石核、剝片だけしかない先史時代の遺跡である。それでいて180m×80m位の広さで、比高8mほど、海抜は-170mほどにある。おそらくPPNBだろう。小野さんPPNBですよーーーー!しかしここは緊張している国境で再度これるかどうかはわからない。昨年は軍の演習があるというので入れなかったところだ。それだけに秘境でもある。またここは過去1968年の頃、ヤルムーク川を留めてダムを建設する計画で工事を進めていたところでもある。しかしイスラエルとの戦争で、攻撃もされ、ダム建設が中止された。その形跡も残っている。
しかしこの遺跡はトレンチぐらいは入れたいものだ。アッラーケリーム
因みに今日15日はヘジラ暦の新年である。
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左側の少し高くなって、少々茶色っぽいところが新石器時代の遺跡。右側は池。背後はゴラン高原。
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分布していた石器
by matsumotoken | 2012-11-15 16:32
11月9日ようやく諸々のことをこなして、或いは先送りして、成田を発ち、再び10日にウム・カイスへ。久しぶりのエミレーツ航空だった。今回、面白くないことがあった。それはシルバーカードの人はドバイにビジネスのラウンジではないがラウンジがあったのだが、閉まっていて向かえ側のファースト、ビジネスのラウンジに行きなさいと書いてあったので行ったが、そこで返事が今後シルバーの方にはこのラウンジのサービスはしません。ゴールドのみです、と言われた。エーッツ何で、ではシルバーとは何のサービスを受けれるの?これは我々のようにドバイで待たされる、帰りは夜中に6時間待ちである。ラウンジのサービスがなかったら耐えられない!!困った困った。戸田先生!今後はラウンジないですよ~~。どうすればいいの。エティハドにするか。
しかしたまにはいいこともある。エコノミーだがビジネスに切り替えてくれることもある。
ということで、いろいろなことが突然起こるのはどこでも同じ。
昨日はウムカイスは大雨、遺跡が心配だ。今日ようやく遺跡やらDOAの事務所に行った。あまり変わったことは内容である。Ain Maqouqのトレンチ試掘は初期青銅器までの層には達したようだ。しかし明後日までには終了する必要がある。少々発掘範囲を狭くして発掘することになった。初期青銅器時代のさらに古い層に達すればさらに興味が出てくる。
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今が収穫の最盛期、我が作業員は発掘が終了してさらにオリーブの収穫作業をする働き者だ。
by matsumotoken | 2012-11-13 01:36
まず報告が遅れて申し訳ありません。
10月17日にはアンマンからパリへ、パリではUNESCOの本部でイラク文化遺産復興支援国際調整会議(ICC)が18日~19日に行われるというので出席のため出発。すでに17日午後3時からイラクの考古遺産庁から幹部が出席して遺物の海外流失問題などを討議した。私は空港から直接会議場へ向かって参加した。そして18日~19日とICC会議が行われた。この会議はイラク戦争が起こってイラクの文化遺産が略奪、盗掘などの問題が起こり、文化遺産を復興するのにはどうすれば良いかという問題を専門家の立場からユネスコ事務局長に進言する会議であり、私はそのメンバーの一人として参加してきた。しかしイラク戦争後からイラクも政治的にも経済的にも変化してきたところから、今後もこのICC会議が必要か否かという問題から討議された。イラク側からはイラク文化遺産庁(SBAH)、文化・観光省、クルド自治文化省などから出席され、今後について討議された。しかしクルド自治からの意見がクルドにもイラク政府と同等に取り扱うよう主張が強く出され、政治的な会議となり、我々ICCメンバー(メソポタミアの文化遺産の専門家)として、文化遺産の復興の技術的な面は意見は述べることができるが、政治の話はちょっと!? ICCは何ができるかという原則論が終始交わされた。他の国際機関での諸々の会議も政治がはいるとこういう状態になるのだろう。ただイラクは徐々に落ち着きを取り戻してきたことから、UNESCOもバグダッドに事務所を設けて、活動していこうということになった。こうして今後はイラクの国内で文化遺産の復興支援をしていくことになるだろう。インシャーラー。

そして10月19日夕方パリを出て、20日早朝2時半ころアンマンへ着き、ウム・カイスへそして遺跡を訪ね進捗状況(特にモザイクを見たかったがそこまで進んでいなかったが)を見て。そして直ちに11時にはウムカイスを出て、アンマン空港へ、午後4時5分にアンマンを出発、20日午後2時頃に成田に到着、フーと一息。

次の日21日は病院、かねて健康診断で注意勧告されているのを検査してもらう必要がある。他の診断もある、などでその後も病院通い。それと同時に科研の申請が迫って、どたばた、何とか申請することができた。是非採択を。アッラーケリーム。
10月30日には冨田さんが帰国。お疲れ様でした。地下水槽の発掘はどうでしたか?
11月2日には恒例の「ヨルダン、ウム・カイスの発掘調査2012in 楓門祭」を実施。多くの学生、関係者に参加していただき、盛況だった。ただジャファーと平山君でSKYPEでウム・カイスからの実況をする予定だったけれど、最初はうまく行っていたが、途中で遂に切れてしまった。なかなか完璧にはいかないものだ。
ようやく、これで一件、いや十件落着。

発掘は10月31日で終了、そして11月1日から14日までは遺跡の分布調査、アイン・マクーク遺跡の試掘を行うことで、今ジャファー、平山君が試掘をしているところだ。これは面白い結果がでるだろう。期待される。

私は11月9日に成田発、アンマン、そしてウム・カイスへ、行ってきま~~~す。
by matsumotoken | 2012-11-05 09:18